- 県指定有形民俗文化財
(昭和43年3月29日指定) - 郭町2-25-1 川越市山車保管庫
- 幸町自治会(金山会)
- 明治初年(伝)
- 不明だが天保6年(1835)に修理の記録有
- 原舟月(元請)
- 原舟月
旧鍛冶町の山車。二重鉾、四つ車で、囃子台は欄間仕立て、廻り舞台。明治初年の製作とされ、昭和3年に廻り舞台に改造された。囃子台には鳳凰の彫刻、上段四方幕は雲龍が赤羅紗地に金糸で描かれ、下段見送り幕は濃緑地に金糸で分銅や町名の頭文字が図案化されている。
人形は能楽に取材した原舟月の作。平安時代の永延年間(987~989)の頃、京都三条の小鍛冶宗近が勅命の刀鍛冶の成功を稲荷明神に祈願したところ明神が現れ、手助けしたという言い伝えから、宝剣の小狐丸を打つ小鍛冶宗近をかたどった人形である。 平成14年、車輪の取替えや漆の塗り替えなど山車全体の修復を行う。
囃子は堤崎流の幸町囃子会。